GRIT.(その5)
“ 短期だけでなく長期目標を視野に入れる ”
試合が終わると、試合結果に左右され、
短期的に解決できそうな目標ばかりに
気を取られることが多くあります。
しかし、短期的な目標だけに
やる気を出し続けていては、
いつか疲れ切ってしまうでしょう。
そこで長期的な目標を設けて、
メンバーの視野に入るようトップから働きかけ、
「今やっていることをやり抜く」ように
マネジメントするのです。
この場合、トップというのは、
監督・コーチかもしれませんし、
キャプテンかもしれません。
意義を感じることで、
粘り強く続けることができていく。
長期的な目標には目先の利益ではなく、
やることに意義が感じられる事柄を設定する。
などを意識するようにします。
人は、一生を通じて成長する生き物である
といわれています。
長期的な目標は、
グリットを身に付けるだけでなく、
これからの人格形成にも、
良い影響を与えるものです。
才能やIQ(知能指数)や学歴ではなく、
個人のやり抜く力こそが、
成功を収める最も重要な要素のひとつであると
私は考えています。
日常でもちょと考え方を変えれば、
君たちの力を伸ばしていくことができます。
今は、過去が作り上げたものです。
未来は、今から作っていくものです。
変えることができるのは、未来だけ。
自分達にとって素晴らしい未来とするために、
目先の利益にとらわれず、
長期的な視野に立った行動を
心がけていきましょう。