伝わるもの。
トレーニングを終えて家に帰ると、
今はオリンピックの試合を
たくさん見ることが出来ます。
こんなにも様々な競技を見る機会は、
4年に一度しかありません。
金メダルを獲得した選手、
自己ベストを出した選手、
思うような結果にならなかった選手。
いろんな選手がいますが、
人種も、性別も、国も関係なく、
真剣勝負をやっている選手たちからは、
何か伝わるものがります。
今日は、長崎県出身の永瀬選手が
柔道81kg級で金メダルを獲得しました。
試合が終了した瞬間にしたこと、
それは、まず相手を称えることでした。
喜びを爆発させたいときに、
相手を思いやるその姿に感動しました。
また、同じ長崎県出身の内村選手は、
思うような結果になりませんでした。
しかし、試合後のインタビューでは、
決してチームの士気を下げることなく、
後輩たちが頑張れるように
チームプレーに徹していたと思います。
同じ長崎を出身地とする選手の振る舞いは、
アスリートとしての手本であるように思います。
結果を出さなければいけないときもありますが、
思うようにならないときもあります。
素晴らしい結果を得たとき、
または、思うようにいかないときに、
その人の人間性や想いが、
にじみ出てくるように思います。
君たちも同じです。
真剣勝負をしているときには、
なにか周りに伝えることが出来ます。
その反面、何も考えていないときも、
ネガティブなときも、相手には何かが伝わります。
どう取り組んでいくのか。
オリンピックの選手たちを手本に、
どうスポーツに取り組んでいくのか。
世界トップのアスリートたちの姿を参考に、
何か学んでほしいと思いますし、
何かを受け取ってほしいと思います。
それが君たちの日常へと影響し、
良い変化を生み出してくれることを
期待しています。