“ All or Nothing. ” ではないよ。
プレーヤーとして考えるべきは、
成功か失敗かではありません。
個人として、
ボールを奪うことが理想だとしても、
奪いに行くことによって、
最悪の結果を生み出すのであれば、
それを選択しないことも大切です。
成功を100点とすれば、失敗は0点。
100か、0か、
という考え方は捨てましょう。
それはなぜか。
プレー中には、必ず相手がいます。
自分自身が100点を目指すように、
相手も100点を目指してくる。
その時、100点しか許さないのであれば、
毎回どちらかが0点の結果をなってしまいます。
サッカーって、
80点でもいいし、時には、30点でもいい。
その判断ができることが大切です。
ボールを奪うことが100点で、
失点することが0点ならば、
ボールは奪えないけど、失点もしない。
という考え方を持つことも必要です。
第64代内閣総理大臣を務められた
田中角栄という人がいますが、
リーダーの心得として、こう言われました。
政治家に
“ オール・オア・ナッシング ”
というものはない。
まず、最善手を目指し、
一方で次善、三善の策を考える。
全てのリーダーの心得である。
これは、サッカー選手にも当てはまります。
常に最善を目指すも、
うまくいかない時の準備も怠らず、
最悪の結果を招かないように準備する。
リーダーの心得と言われていますが、
日常さまざまな場面でこの考え方があれば、
大きな失敗をすることはないでしょう。
出来る事を増やしたり、
対応力を磨くためにも、
物事を柔軟に捉え、
心にゆとりを持って取り組む事を
目指していきましょう。