慣れだれ崩れ = 去れ
「 慣れだれ崩れ = 去れ 」
意味がわかるでしょうか。
同じことを繰り返していると、
人間は知らず知らずのうちに “ 慣れ ” が生じます。
それはやがて “ だれ ” になり “ 崩れ ” を生み出す。
ここにそんな人がいては困る。
この言葉は、劇団四季の創立者であり、
演出家の 浅利慶太 氏 の教えです。
「ライオンキング」などで知られる劇団四季。
創立から65年、多くの人から圧倒的な支持を受け、
日本の演劇・ミュージカル界のトップに君臨します。
観客は誰しも、高いお金を払って
「慣れ」「だれ」「崩れ」ある舞台は
見たくありません。
1度でもそんな舞台を見せれば、
観客は離れてしまう。
一流であるためには、
人を感動させるような仕事をするためには、
自分に対して厳しい姿勢が求められる
ということを伝えていると思います。
何かを続けるときには、
どこかで必ず「慣れ」が生じます。
その慣れに気づけば対処できますが、
気づかないままに時が過ぎれば、
「だれ」になり、「崩れ」につながる。
(2020.07.04の日記から)
スポーツに限らず、
どんな世界でも常に成長を意識すれば、
慣れることも、だれることも、
ましてや、崩れることなどありえません。
どこかで甘えてますよね。
言われたことだけやっとけばいいと思ってますよね。
教えてもらえるうちはいいですが、
気づいたときには周りに人がいなかった。
失ってから初めて気づいた。
なんてことにならないように、
常に初心にかえり、取り組むように。