大村高校サッカー部

チャンスとピンチを察知する力。
サッカーは、
点が入らないスポーツです。

攻撃のときは、
ずっと裏を狙い続けていても、
ボールが出てこなかったり、
抜け出しても、
シュートが決まらなかったり。

守備のときも、
正しいポジションを取っていなくても、
ボールを奪いきれなくても、
失点しないということが
いっぱいあります。

そうなると、どういう心理になるか。

「必死に守らなくてもいいだろう。」
「優先順位を守らなくてもいいだろう。」
「正しいポジションを取らなくても
 今回は大丈夫だろう。」

「〜だろう。」
得点も少ないし、失点も少ないから、
こんな心理になりがちです。

でも、
本当に良い選手とは何をやっているのか。

良い選手は、
そんなとこにいたのか!
というポジションから、チームのピンチを救う。
気づけば、
相手ゴール前でフリーになっている。

1試合の中で1回か、2回あるような
素晴らしいプレーをやる選手は、
何十回、何百回と同じことを繰り返し、
いつチャンスが来てもいいように、
いつピンチが来てもいいようにプレーし、
たまたまそのうちの1回が
ファインプレー、ビックプレーになるのです。

「あっ!チャンス」という瞬間は一瞬で訪れます。
気づいてから対応したのでは、遅い!

“ チャンスやピンチを察知する力 ” ではなく、
ピンチやチャンスに “ いつでも備える力 ” が
必要なんです。

週末のゲーム、
どんな試合展開になるかわかりません。
だからこそ練習から本番を想定し、
本番では練習のようにプレーできる準備が必要です。

不安やプレッシャーを感じることは
普通であり、みんな感じています。
初戦である相手の方がより強いかもしれません。

だからこそ、いい準備をすることで、
不安やプレッシャーが小さくなり、
いい緊張感で試合を楽しめるようになる
それが理想的です。

トレーニング出来るのは、あと2日。

いい準備をして、いいトレーニングをして、
いい試合になるように、取り組んでいきましょう。