リスクをとれ。
練習中声を出せない人たちは、
間違ったらどうしよう、わからない…、
とか考えているんでしょうね。
イビチャ・オシムさんは、
プロの選手に対しても
こんな言葉をかけられています。
「君たちには、
口というものがついているんだろう。
しゃべれ!もっと!
その口はコーチングだってできるんだぞ。」
オシムさんは、
常に考え、走ることを要求されました。
さらに、
「リスクを負わない者は
勝利を手にすることができない」
この言葉にあるように、
自分で考え、自分で動き出し、
自分でリスクを冒すことの大切さを
オシムさんは教えてくれます。
規律を守ることとリスクを冒すことは
矛盾することではなく、
規律を守りながら、
いつ、どこでリスクを冒すか
そのアイディアがなければならない
ということです。
元日本代表監督の岡田さんも
こんなことを言われているそうです。
「究極のエンジョイってのは、
自分の責任でリスクを冒すことだと。
要するに、監督が「ここだ」と言ってる。
でも「オレはここだ!」
これで成功した時に、
こんなに楽しいことはないんですよ。」
こんなことができるチームになったとき、
本当に強いチームになるように感じます。
ただ、今はまだ、
自分の意志を声を出して伝える、
自分がやりたいことを声で表現する、
ということをやるレベルですけどね。
先に進んでいける人は、
どんどん先に行きましょう。
何が正解で、何が間違いなのかなんて、
その時々で変わることなので、
自分で判断し、プレーで表現できることが
一番大切ですよ。
チームの規律を守りながら、
自分がやりたいことを
表現できるようにしていきましょう。
ちなみに、岡田さんも言われてますが、
「リスクを冒して失敗したらオレは怒るぞと。
怒るかもしれないと言いますけどね。
だからリスクなんですよ、怒られるからリスク。
「リスクを冒して失敗しても褒めよう」
なんてそれはリスクじゃなくなるんですよ、それは。」
リスクはあくまでもリスク。
そこを楽しんで!