大村高校サッカー部

4連休に読んだ本から
金曜日を休みにしたので、
本屋に行きました。

先日お亡くなりになった野村克也さんの
「 野球と人生 - 最後に笑う「努力」の極意 - 」
という本を読んだので、
その中で印象的だった言葉を紹介します。

「基礎づくり」で欠かせないこと

1軍で結果を残す選手になるためには、
「基礎づくり」が大切だ。
このときの「つくる」とは、
 体作り・基本づくり・自分の形づくり
の意味がある。
こういったことは、単純作業の持続でしか
得られないものだ。
面白みのない作業をコツコツ、コツコツ繰り返し、
頭ではなく、体に覚えさせていく段階だ。
これは何もプロ野球の世界にかぎったことではなく、
一般のどんな仕事においても同じではないだろうか。
まず、「基礎づくり」の段階では、地味な作業を
繰り返し行うことが求められるものだ。
その段階において、果たして
単純作業を持続できる人間かどうかという点が、
その後の飛躍に大きく影響してくる。
野球で言えば、素振りなどはいい例だ。

即効性のない努力にこそ価値がある

(エピソード省略)
ただし、問題はこの努力には即効性がないこと。
素振りしてもいきなり打てない。
配球を研究してもすぐには勝てない。
そんな状態が長く続くと、選手は
「この世界は素質だ、私には才能がない」
と思いたがる。
要は努力という道から逃げたがるのだ。
そんなときに強いのが “ 謙虚 ” な人間だ。
「自分はまだひよっこだ」
そんな思いがあれば、
「伸びないのは努力が足りないからだ」
と素直に原点に立ち戻れる。

ここで、作業が大事と出てきます。
例として “ 素振り ”。
このように書いてあります。

たかが素振りと思うだろうが、
素振りひとつとっても、
テーマを決めて考えながら練習する必要がある。
素振りは1回ずつ振幅音を確認しながら
出来不出来を判断したものだ。

ということは、
決して単純な作業をやっているのではなく、
一つの動作に意味をもたせ、
何が最善かを常に考えながら取り組んでいる
ということでしょう。

何のためにやるのか、
その答えを常に自分で持ち続けることで、
日々の努力が実を結ぶと思います。
努力は裏切らないという言葉がありますが、
「正しい努力」が必要であるということを
忘れないようにしましょう。