大村高校サッカー部

いるべきときに…。
いるべきときに、
いるべきところにいて、
なすべきことをなす。

 内田 樹

“ そのうちなんとかなるだろう ”
内田樹さんの本のタイトルです。
この本の中に、この言葉は出てきます。

内田さんは合気道の道場を開く
武道家であるそうですが、
武道の目指すところは、

「いるべきときに、
 いるべきところにいて、
 なすべきことをなす。」

ためなのだそうです。
これについて、
こんなふうに書かれています。

でも、それは自分の
「いるべきとき」
「いるべきところ」
「なすべきこと」は何だろうと
きょろきょろすることではありません。

そこが難しい。
それは自分で選ぶものではないからです。

流れに任せて、
ご縁をたどって生きていたら、
気がついたら「いるべきところ」にいて、
適切な機会に過(あやま)たず
「なすべきこと」を果たしている。

そのことに事後的に気がつく。

武道をしっかり修行していると、
そのような順逆の転倒が起きる。
必要はものは、探さなくても目の前にある。


これを読んで、
私自身ハッとしました。

君たちはどうでしょう。
自分で考えてみて欲しいと思います。

いるべきときに、
いるべきところにいて、
なすべきことをなす。

なろうとしてなれるものでは
ないと思います。

でも、そのうちどうにかなる。

そう信じて目の前のことに
しっかりと取り組む。

それができれば、
見えてくるものが変わってくるんでしょう。

流れに身を任せ、
歩いていくことも必要なんだと思いますよ。