大村高校サッカー部

共感する力。
他者の気持ちを感じ取り、理解する。
それが “ 共感 ” という言葉です。

ここ最近は、
キャプテン中心にメニューを考え、
取り組んでもらってますが、
練習の取り組みを見ていて、
「共感力が…。」と感じてしまいます。

今日の一日を振り返ると、
例えば、誰かが話をしているとき、
自分たちで好きなように話をしている。

周りがやろうとしていることよりも、
自分がしたいことを優先する。

これをやると相手がどう感じるかという
相手の心を読む力が低く、
先を見通して考えきれない。

そんな姿が多く見られます。

このタイミングで、
なぜ “ 共感力 ” なのかというと、

共感力が高い人は、
周りの人の様子をよく観察しています。

よく観察しているから、
言動の細かな違いから、
考えや感情を読み取るのが得意です。

話し相手の気持ちがわかるので、
何を言いたいかが手に取るようにわかります。

さらには、周囲に複数人いても、
一人一人の感情を推察できます。
そこにいる全員の気持ちがわかるということは、
場の空気を読めるということになります。

「盛り上げよう!」とか「集中しよう!」と
気付けるのです。

自分がどう立ち回れば良いかが即座にわかるので、
空気を読むのが上手いのは大きな強みとなります。

この内容を読んで、
すぐに理解し、実践できるのであれば、
わざわざ心配なんてしません。

なぜ書いて、残すかというと、
そんな簡単なことではないからです。

共感力を高めようと思えば、
いくつかの力が必要です。

まずは、相手をよく観察することです。

なぜそう言ったのか、なぜその行動をするのか、
を観察することで、
相手が何を思っているのかに視点が移ります。

相手はどんな気持ちなのかを常に考えることが、
共感力を高める一番の方法です。

次に、相手の話をよく聞くことです。

まずは、聞き手に徹すること。
何を言いたいかしっかりと聞き取ることです。

そして最後に、人の話を聞いて
自分が体験したかのように感じる
想像力を持つこと。

人の気持ちを理解するには、
「 自分の身に置き換えてみる 」
のが最良の方法です。

相手が辛い状況にある時、
同じことが自分に起こったらどう感じるか、
相手が言われた嫌なことを
自分が言われたらどう思うか、
想像してみるのです。

同じ目標を持って、同じことに、
同じ時間取り組んでいるはずですが、
同じことを達成できることは、
まずありません。

どうすれば
 より効果をあげれるか、
どうすれば
 盛り上がって出来るのか、
どうすれば
 仲間の想いを汲み取ることができるのか。

そんなことを考えれる人になってほしい
と思います。

「できる、できない」より、
「やるか、やらないか」ですよ。