大村高校サッカー部

久々に論語から
子曰、君子和而不同、小人同而不和。
(子路十三ー23)

子曰わく、
 君子は和して同ぜず。小人は同じて和せず。

こんな意味ですかね。

君子は、多くの友人と仲良くすることができます。
でも、どんなに仲が良くても、
いつもみんなと同じ意見というわけではありません。
自分の考えをきちんと持っています。
反対に小人は、よく考えずにすぐに
友人の意見に合わせてしまいます。
これでは本当の良い友人とは言えませんね。

君子と小人の意味の違いは、

君子:立派な人、素晴らしい人、徳の高い人
小人:つまらない人、器の小さい人、世に害をなす人

といったところでしょうか。
こう書くと、人は2つに分けられて…、
と単純に比較しそうですが、
孔子の考えは違うように思います。

人はみな、「君子」と「小人」という2つの面を
持ち合わせている。
「君子」というあるべき姿を目指して取り組むべきだが、
「小人」の面が出てしまったのであれば、失敗から学び、
「君子」を目指せばいい。
物事の判断に迷うときの優先順位として、
「君子」の視点から物事を考えるべきだ。
と言っているのではないかと思います。

なぜこのタイミングでこの言葉を持ってきたか。
普段からいろんな方とコミュニケーションを取っていると、
気兼ねなく様々な話をしてくださります。
良い話、悪い話、どちらもありますが、
今回は、聞きたくない話が聞こえてきました。

君子的な判断から導き出された行動、
それとも小人的な判断から導き出された行動。
どちらの行動をこの休みの期間にとっているのでしょうか。
サッカー部だけの話ではないと思いますが、
人に流されず、ダメなものはダメと言えるような関係を
友人と築いてほしいと思います。