大村高校サッカー部

掃除の力!
私自身、掃除は結構好きで、

「半ケツとゴミ拾い」 荒川祐二さん
「世界一清潔な空港の清掃人」 新津春子さん

などの書籍も読んだりしています。
そういった中で、今回紹介する人は、

鍵山秀三郎さん

自動車用品専門店イエローハット創業者です。

この人は、自分の会社のそうじから始まり、
公共施設のトイレや街頭のそうじをする
『日本を美しくする会』まで発足させ、
身をもって社会還元を実践する日本では稀な企業人
と言われる人です。

創業当時、いくら小さな会社といえど、
社長自らトイレを掃除をする会社はまずありません。
鍵山さんは、言葉や文章では伝わらないものを、
自分の態度や生き方で示すしかないと思い、
まずは職場をきれいにと、トイレ掃除を始めます。

社員が自発的に手伝うようになるまで、
10年かかったと言われていますが、
お客さんが『君の店はよそとはちがう』と
言ってくださるほど、社員は表情も気持ちよく、
心からのサービスができるようになったそうです。

「物を整理しそうじすることは、
 頭をそうじすることでもあり、
 ムダや汚れに気づくようになる。
 ものごとに気づく人間は人にも気配りができ、
 喜ばすことができる人間です。」

と言われています。反対に、

「そうじをしない人の共通点は、
 そのうちまとめていっきにやろう、
 あるいは誰かがやってくれると思っていること。
 毎日少しずつでも、自分で徹底してやる。
 1つゴミを拾えば1つきれいになる。
 私生活でも社会でも同じことですよ。」

とも言われています。

なんでもないそうじを続けて、
人の心を澄ませるに至った鍵山氏が説く、
『凡事徹底』は机上の訓言ではないだけに
説得力があると思います。

「やっておいてよかった」
そう思える人生を歩んでいきましょう。