勝負の神様。
こっからここまでダッシュと言ったら、
ここまで。
1メートル手前じゃない。
たった1メートル手前で力を抜いたために
運をつかみそこねて
ワールドカップに行けないかもしれない。
僕は結構そういう細かいことに
うるさいんですよ。
「勝負の神様は細部に宿る」
と選手に言うんですけど、
勝負を分けるのって
戦術論やシステム論も大事なんだけど、
僕の感覚ではね、8割くらいは小さいこと。
これは、岡田武史さんの言葉です。
練習でもいいますが、
ちょっとしたところが
勝負の分かれ目だと思います。
体の向き、観ること、ポジショニング、
ボールの置き所やパスを出す位置、
ギリギリのとこでの声。
細かなところを、
丁寧にやる。
全力でやる。
最後までやる。
オフザピッチも同じです。
時間のルーズさが、
パスのルーズさに繋がるし、
バックを綺麗に並べられない人が、
いいポジションに立てないのかもしれない。
ちょっとした所が
試合の勝負どころで目に見える。
やっぱり誤魔化すことはできません。
なぜ、このカレンダーの上には、
いつもこの言葉が書いてあるのか。
「 勝負の神様は細部に宿る。」
この意味をちゃんと考えてみましょう。