わたしは、何も1番じゃない。
「わたしは、
何も一番じゃないんです。」
この言葉は、
元サッカー女子日本代表
澤穂希さんの言葉です。
実は、昨日までの遠征に
1冊の本を持っていきました。
戸田智弘さんの「新!働く理由」
という本です。
この本にはこう書かれています。
飛び抜けて得意な種目もなければ、
飛び抜けて苦手な種目もない、
“平均点のサッカー選手”
「何も一番じゃない」澤が、
なぜ「世界で一番」になれたのか。
そんな視点での分析がこう書かれています。
1.IQが高いこと
身体能力の不足を頭で補っている。
2.視野が広いこと
「頭の後ろにも目がついている」
「鳥が上空から俯瞰している」
と言われるようなプレーをする。
3.献身的な守備をする
オフェンス力は身体能力に依存するが、
ディフェンスはメンタルに依存する部分が大きい。
4.ポリパレントな選手であること
複数のポジションと複数の役割を
臨機応変にこなせること。
5.連携プレーに長けていること。
自分一人でできることの限界をわきまえ、
上手に他の選手を使うし、
上手に使ってもらえる工夫をする。
IQ(知能指数)が足りないところは
EQ(心の知能指数)で補おう。
・物事を大局的に見る。
・人が面倒くさがることやいやがることを引き受ける。
・複数の専門性を持つ。
・「一本!」が無理なら「合わせ技一本!」
・「お願い上手、頼まれ上手」になろう。
これを読んだとき、
まさしく大村高校のサッカー部の選手たちが
目指す姿ではないかと思いました。
日本代表やプロ予備軍と言われるようなチームには、
飛び抜けた能力を持った選手たちがたくさんいます。
しかし、そんな選手たちばかりが
活躍しているわけではありません。
今回、試合をさせていただいた
京都の桃山高校は素晴らしいチームでした。
誰もサボることなく、チームが一つになって戦う
本当にメンタルが強いチームだと感じましたし、
そんなチームから学ぶべきことは本当に多い
と感じました。
そして、IQだけでなくEQの成長も必要です。
今回の遠征での失敗の数々。
サッカーではないところの成長。
それが人としてのベースアップにつながり、
勉強もサッカーも成長するための
根幹になると思います。
明日から新たな1年のスタートです。
自分の目指す姿とは何なのか。
目標をはっきりと描き、成長を継続する。
そのための強い心を持って、
スタートしましょう!
参考文献:戸田智弘.“新!働く理由” 111の名言に学ぶシゴト論.
ディスカヴァー・トゥエンティワン.2019.pp.190−192