大村高校サッカー部

勝って兜の緒を締めよ。
この言葉は、
戦国時代に北条氏綱が、
息子の北条氏康に書いた遺言
『五か条の訓戒』にあります。

原文は難しいので、
現代文にしたものを載せます。

「一、合戦で見事な勝利を得た後、
 油断が生まれる。
 敵を侮り、行儀が悪くなることは、
 必ずあること。これは慎むべき。
 散々こうして、滅亡する家は、昔から多い。
 この油断する心は何事にもあてはまる。
 勝って兜の緒を締めよ、
 ということを忘れてはならない。」

勝った時に油断をして、
兜を頭から外してしまうと、
どこかからの反撃を受けて
負けてしまうかもしれない。
勝った時でも兜を脱がずに、
むしろ兜の緒をしっかりと締めて
用心しよう。

ということになり、

物事が順調に進んでいる時こそ、
気を引き締めるべきだ。

という教訓を教えてくれています。

新人戦前、
どこか気が抜けているように思います。

今日の立ち上がりもそう。
失敗しても気づかない。

結局、言われなければ気づかない
のであれば、
何も学んでいないことと同じです。

どういう気持ちで試合に臨み、
何を持って相手を上回るのか。

自分たちがやるべきことを、
どれだけ高い質で繰り返し実践できるか。

それには心の成長が欠かせません。

まだ何も成し遂げていない私たちが、
練習試合で満足しても意味はありません。

公式戦で結果につながってこそ、
やってきたことが評価されます。

学校を休まない。
課題をきちんと期限までにやる。
怪我しない身体を作る。

ついでに、
時間を守り、整理整頓し、
きちんと挨拶ができる。

決して現状が悪いわけではないけど
満足するレベルでもない…、
ということを忘れずに。

中身がないことを続けたところで、
成長はできませんよ。

何を継続するのか。

チームとしてそこを考えましょう!