大村高校サッカー部

続けることの難しさ。
続けることって、
ものすごく大変ですよね。

なぜ大変か。

調べてみると
面白い研究がありました。

進化心理学という学問があります。
この分野では、
新しい試みがなぜ続かないのか、
続けることはなぜ難しいのか、
ということの謎が解明されています。

人は、なぜ1つのことを続けることが難しいのか。

その理由は、旧石器時代の教えを
脳(遺伝子)が引きずっているからだそうです。

「ヒトは不用意なエネルギーを使ってはいけない。
 すなわち休め。」

これが、旧石器時代に私たちの遺伝子に
インプットされた生存戦略です。

狩猟採集民族であった時代は、
明日の食料にありつくのに必死な環境。
来たるべき時に狩猟をし、
難敵からの素早い撤退が求められる状況では、
身体が動かないエネルギー不足は死を意味します。

これを現代の言葉になおすと、

「平時はとにかくダラダラ過ごしておけ。
 体をむやみに傷みつけるな。」

つまり、「ダラダラしたい」
「苦痛を伴う活動を回避したい」のは、
人間に刷り込まれた本能であり、
続けることができないのはしょうがないんです。

現代社会では明らかに取り組んだ方がよいモノも、
古い時代の生存戦略が足枷となって、
チャレンジしたいあなたをダメにしてしまう、
これが進化心理学のパラドックスです。

というわけで、

モノゴトの習慣化は難しくて当たり前。
物事を継続させるということは、
旧石器時代の遺伝子に打ち勝つことであり、
それは生半可なものではないということです。

でも、継続することができない理由を、
遺伝子のせいにしていては
いつまでたっても変わりません。

では、どうすれば続けることができるのか。

解決策は、1つだけ。

方法や過程に目を向けるのではなく、
自分はどうありたいか、
ゴールを明確にすること。

ゴールが明確であれば、
なりたい自分が明確であれば、
失敗した時には、その原因を潰すだけ。

今やるべきは、ゴールを設定し、
なりたい自分の姿を明確に持つことです。

近い未来であっても、
遠い未来であっても、
関係ありません。

目指すべき姿があれば、
必ずそこに向かうことができます。

あなたは何を目指していますか。

そこを明確に取り組んでいきましょう。