大村高校サッカー部

「小人閑居して不善をなす。」
語源は中国の古典「四書五経」にあります。
「四書」の一つ「大学」の一節には、
こう書いてあります。

君子必慎其独也 小人閑居為不善

(意味)
教養や人徳を備えた知識人の君子は、
他人の目がなくても必ず慎み深く行動するが、
教養や人徳のない、品性に欠ける小人は、
一人でいると悪事を犯しやすくなる。

ここに出てくる
「小人閑居して不善をなす」

「小人」は、
 君子の対義語で人徳・教養のない人を指す。
「閑居」は、
 することがなくて、何もしないまま日を送ること
「不善」は、
 道徳上このましくないことです。

が語源となって、

人徳や教養のない人は、
暇を持て余すと、ろくなことをしない。

という意味のことわざとして
使用されるようになりました。

原文書かれているように、
「閑」は、君子のような立派な人と
一緒にいないで一人でいることを意味します。

よって、「小人閑居して不善をなす」は
教養のない人は教養のある人といるべきである。
という教えが込められていますし、
時間をもっと有効に使えばいいのに…。
というガッカリした感情を表すこともあります。


今日は、なぜこの言葉なんでしょう。

何のためにサッカー部にいるんでしょうか。

自分の成長を目指すことを
本気で考えているでしょうか。

定期的に来てくださる人や
今トレーニングを任されている人たちは、
いるべき場所にいない人のことを
どう思っているのでしょうか。

集団としてどうあるべきか、
人としてどう振る舞うべきか、
こういう時に人としての本当の姿が
見えてくるように思います。

私はいつまでいないのでしょうか?

そんなことはどうでもいいと思いますが、
それよりも、今やるべきことは何なのか。
自分の目標は何なのか。

そこが大切だと思います。

頑張りたい人は、
頑張っている人といるべきでしょう。

そして、
今できることを全力でやるべきでしょう。

自分の行動をよーく考えましょう。