大村高校サッカー部

動因理論。
心理学者ザイアンスによる「動因理論」
って知ってますか?

人は簡単で得意な単純課題なら、
他者に見られていると適度な緊張感が刺激となり、
課題がスムーズにこなせるということ。

その一方で、複雑で苦手な複雑課題は、
他者に見られていると緊張がプレッシャーとなり、
失敗しやすくなる。

というものです。

この動因理論を用いて、
何を言いたいかというと、

理想とする完璧なプレーをしたいなら、
難易度の高いものは何度も何度も繰り返し練習をして、
自分にとっての「単純課題」にしておくことが
成功への鍵だということです。

ピアノの発表なら、
鍵盤に目をやらなくても
指が自動的に動くくらいの「単純課題」になるまで、
何回も弾きこなす。

面接やプレゼンで完璧な発表をしたいなら、
説明が苦手な部分を、
集中的に何度も何度も声に出して練習し、
人前の方が話しやすくなるほどの
「単純課題」にしておくということです。

「練習では何度もできていたのに」
と言う人は、1人で練習していたか、
もしくは気心の知れた相手の前でしか
成功していないのではないですか?

サッカーのような複雑な課題を身に付けるためには、
それを完璧にマスターし自分のものにできていないと、
本番では他者の視線が矢のように突き刺さり、
しどろもどろになるということです。

「練習で何度か成功している」というレベルでは、
本番で練習と同じようなパフォーマンスを発揮することは
難しいと思います。

複雑で難しいことを、
人前でミスなくスムーズに行えるようになるには、
それが「単純」だと思えるようになるまで、
繰り返し繰り返し練習をしていくしかありません。

だから、練習を意味あるものにしないといけません。

今日の取り組みは、何も考えなくても
試合でミスなくプレーできるほどの練習になっていますか。

見られているからする…。
言われるからする…。

それでは、もう試合でのいいプレーには
繋がらないと思いませんか?

そろそろ苦手なことに
真正面から取り組みませんか⁉

それが成長するための近道だと思いますよ。