負けから学ぶこと。
男子陸上400mリレーは
まさかの結果に終わりましたが、
北京五輪同種目銀メダリストの
末續選手が以下のコメントをされています。
「ベストコンディションだけで
走る選択をしないことです。
絶不調でもなんでもいいから、
その中ででも走ろうとする肉体と精神を作り切ることが、
本当に追い詰められたときの対処法だったりとか、
マインドコントロールだったりになっていく。
本当の強さはそこから磨かれてくると思うので、
これから彼らはもっと修羅場をくぐっていく
必要があるのかなと思いました。
勝負というのは、
勝つことと負けたり失敗することと
両方に価値があると。
彼らが今、この事態をどういうふうに
価値のあるものにするか、
勝つことと同じくらい
等しい価値にするのかというのが、
次に生かすためにあるレースだったのかな
とそう思います。」
大事なのは、
絶不調でもなんでもいいから、
その中ででも走ろうとする肉体と精神を作り切ることが、
本当に追い詰められたときの対処法だったりとか、
マインドコントロールだったりになっていく。
の部分ではないかと私は思います。
いつもいい時ばかりであればいいですけど、
そんな人はいません。
いい時もあれば、悪い時もある。
その悪い時をどう乗り切るかに
本当の力を見るのかなと思います。
肉体だけではだめ。
精神だけでもだめ。
肉体と精神がともなって
初めて結果が出る。
調子が悪いときにどう取り組むのか。
そこを乗り切る力を身に付けることも
大切なことです。
久保選手の号泣シーンを見ても、
オリンピック選手が抱える
プレッシャーはどんなものなのか、
想像もできませんが、
どんな時でも自分が抱えるプレッシャーや
ストレスをコントロールし、
ベストに近いパフォーマンスを発揮することを
目指していきましょう。