最悪の事態…。
前日に、
“ 最悪を想定した上で、最善を目指す。”
ということを書きましたが、
翌日に予想外のことが起きるとは
考えもしませんでした。
県新人戦3回戦、ベスト8の試合です。
朝、グラウンドまで行くと深〜い霧。
サッカーを出来るような状態ではありませんでした。
でも、1試合目のアップ時間には、
普通に試合ができる状態になりました。
私たちは、「良かった試合ができる!」
なんて話していましたが、
運営責任者の先生は、
「 まだわからん。グラウンドをもう一面確保しよう。」
と言って、
もしもの準備を試合が始まる前からされました。
前半35分間は何事もなく試合は行われました。
しかし、一転して霧が一面を覆い始めました。
ハーフタイムが5分も経つと、全く見えない状態に。
そこから、1時間以上待ちましたが回復の見込みはなく、
試合の実施は不可能という結論に。
待っている時間に3試合目を別会場に振り分け、
予定時間通りに女子の決勝を開催。
男子は、試合が始まる前に確保したグラウンドに、
2試合目を移動させ、2時間遅れの開催。
途中で中断した試合は、
食事休憩も含め、3試合目のあとに開催。
当初の会場は、その後も使用不可能でした。
しかし、別会場を確保するなど、
最悪を想定した準備によって、遅れはしたものの、
すべての試合を無事終えることが出来ました。
何もせず、待っているだけでは試合は出来ませんでした。
しかし、最悪を想定した上で、最善を目指す。
その言葉通りの行動により、
1日の日程をすべて消化できました。
なかなかこんな経験はありませんが、
もしかしたら…、という準備があれば、
他の可能性を探すことが出来ます。
試合をするチーム、選手、そして
試合の合間にグラウンド準備をした運営校の選手たち。
全員が臨機応変に対応した結果、
無事に1日を終えることが出来ました。
慌てることなく、臨機応変に対応する。
そんな力は、サッカー以外の場面でも求められます。
日頃から、最悪を想定した上で、最善を目指す。
そんな力を持った人がリーダーになってくれると、
こんなにも頼もしいものかと再確認した1日でした。
みなさんも、サッカー選手として、
先を見通す力を身に付けていきましょう。